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ポンタ、復活への道のり!


ロトルアでの事故をレポートした前回のポンタ、ニュージーランドで骨折する!で、何とか無事に帰国したポンタ。今回は恐怖の手術からリハビリ、そして復活までをお伝えしよう。

『やらせ』じゃないよ!

大量の痛み止めとロフストランド・クラッチが予想外のお土産となってしまったが、もちろん家族には喜ばれる訳もない。奥さんには心配されるどころか、怒られてしまった。しかし、やはり家族はいいもんだ。

娘がこんな風に診てくれるなら、間違いなくすぐに治ってしまうに決まってる。



これは『やらせ』です

親子三人で骨折ポーズ!お父さんに何が起こったのかを理解してないとはいえ、彼等から貰えるパワーは絶大であります。

子供達のギプスはもちろん本物ではなく、羽毛の布団風スリッパ。末端冷え性のポンタにとって、このスリッパは冬にとっても重宝するアイテムなのである。



帰国した翌日はさっそく病院だ。入院と手術が決まっているので、家から徒歩5分の大学病院に決定。何より「お見舞いが楽でいいから」との奥さんの意見である。

高っ!検査日の明細書

レントゲンはもちろん、MRIやら心電図、血液採ったり、肺活量まで……。足の手術でこんなに検査が必要なのか?何だか嫌な予感がする。

最後に医師と相談して入院と手術の日が決定。何でも、飛行機での血栓症を抑える為に飲んだアスピリンは、手術中に血が止まらなくなるとの事で1週間空けてから手術となった。『嫌な事は先延ばし主義』なポンタなので、遅くなるのは相当嬉しい。学生時代から変わらないダメな性格である。

そして会計。実際には退院時に払うのだが、額をみて目玉が飛び出した。何と9万円の請求である。手術したらいったい幾ら掛かるのだろうか?あ〜海外旅行傷害保険に加入してて良かったぜ!



まるでビジネスホテルのような病室

さて、いよいよ入院の日。看護師さんがポンタのベッドを案内してくれた。やはり病院は新しい方がいい。最近建て直したばかりの病棟は、何もかもが新しいので気持ち良いのだ。

まるで小奇麗なビジネスホテル。ウッド調のベッドは寝心地も良いし、テレビだって薄型の液晶だ(当たり前か?)。

最近の病院では100円玉じゃなくて、テレビカードを買ってテレビを観るのかぁ。アダルトチャンネルもやってるのかな?と引き出しの中から番組表を探すポンタでした。



ラッキーにもリバービューであります

ビジネスホテルと全然違うのが、この窓ガラスの大きさだろうか。中川に沿って植えられた桜は見頃も近い。良い場所に当たったもんだ。

左手前では旧病棟を取り壊しており、行き来するトラックやブルドーザーをまったり見るのも悪くない。



こうして4月2日に入院し、4月4日には手術となる(縁起悪っ!)。麻酔科の先生が言うには、「健康な人は全身麻酔が良いんですよ。気が付いたら終わってますから。」そりゃいいや。賛成!

しかしながら、考えれば考える程恐い。自分じゃ息出来ないから人工呼吸器付けるらしいし……。命を預けるってこの事か!そしていよいよ手術室へ。

いよいよ手術が始まった

とはいえ、実際アッという間だった。マスクを当てられながら「では息を吸い込んで下さ〜い、1、2、zzz……。」「ポンタさ〜ん、終わりましたよ〜。」体感時間0秒です(実際は2時間位だったらしい)!

その後、激痛が襲う。何処って足じゃなくて股間。何と尿道にチューブが挿入されていたのだ。おいおい普通は挿入するもんだろが!もちろんすぐに抜いてもらいました。

注射針付けっぱなし!

尿道チューブやら、若い看護師さんによる手術前の浣腸など、幾度もの辱めを受けたポンタでしたが、手術が終わった事による安堵感は無限大(∞)である。

手術後には先生より「開けてみたら粉砕に近かった」との話。ひぇ〜!手術の傷は痛むけれども耐えられない程ではないし、何よりこれで一安心だ。ただ、ひたすら続く点滴が煩わしい……。

さぁ、これから退院までの3日間をどのように過ごそうか?




食事には不満が溜まります
こんな所でワンセグが役立つとは!

周りの患者からは「あっちが痛い」「こっちが痛い」とネガティブな話しか聞こえてこない。自分も動けないので、楽しみといえば食事とテレビだけだ。しかしながら、この病院の食事はグルメでないポンタにとっても戴けない代物であった。足の怪我なんだから、もっとコッテリした物出してくれよ!

普段全く見る事の無いワンセグだが、ココでは世紀の発明品と化した。アダルトチャンネルの無いテレビなんか有料で見る事ないでしょう!


手術の2日後、先生が傷跡を消毒してくれるという。自分でも見た事がないが、どうなっているのだろうか……。

皮膚に無残に食いこむホチキス

何だか縫合した糸が金属に見えるのだが!?恐る恐る訊いてみた「先生、コレって?」

先生「ホチキスですよ」

ポンタ「ガビョ〜ン!」

先生「ガビョウじゃなくて医療用ホチキスです」

何だか余計に痛くなってきた気がするよ。



松葉杖コレクション

ニュージーランドからお世話になったロフストランドクラッチは「安定感が悪いので松葉杖にした方がいい」との事であえなくサヨウナラ。新たに松葉杖をレンタルする事となった。レンタル代は1日につき\50だとか。リハビリ室から借りていた松葉杖も置いてあるので、ベッド周りは杖のコレクションでいっぱいだ。

そして祝退院!!入院から7日後の事であった。我ながら良く頑張ったぜ!



退院後は週に2度のリハビリが始まった。松葉杖を使っての歩き方や、階段の上り下りなど。いろいろとノウハウがあるんだな。

ギプスの圧迫
皮膚はカサカサ

4月24日。手術から3週間が経ち、いよいよギプスが外れる事となった。筋肉は落ちて足はスカスカ。ギプスが当たっていた部分は変色している。骨と皮のみで気持ち悪いが、更に酷いのは皮膚がポロポロと剥がれまくる事。1ヶ月も風呂入ってないからなぁ!

スタイリッシュな装具へ脱皮

ギプスが外れた代わりに、新たに装具と呼ばれる物で固定する。ギプスに比べてかなりスタイリッシュだ。回復へのモチベーションも上がってきたぜ!

これと同時にリハビリも過酷になっていく。ついに右足に体重を掛け始めるのだ。



骨折の治療方法も時代と共に変化したようで、昔は足首だと3ヶ月も固定しっぱなしだったとか。現在では早めに荷重をかける事により、骨が付き易くなるらしい。

体重計を利用して体重の1/3を右足に掛ける。もちろん痛いし、まるで足首の骨が弾け飛ぶのではないかという恐さ!この恐怖が皆さんにはお分かり頂けるであろうか?

今度はパンパンに腫れてきた!

荷重を掛け始めると『腫れ』が際立ってくるようだ。果たしてコレは正常なのか?

まるで『バオバブの木』を連想させるパンパンに腫れた足は、見る度に『星の王子さま』を思い出させてくれる。




リハビリだけに頼っていてはならない。まずは食生活の見直しだ。やっぱりカルシウムを摂らにゃ!

改めてネットで調べてみると、どうやら@にカルシウム。Aに日光浴(カルシウムの吸収を良くするビタミンDの生成)。BにビタミンC(骨を構成するコラーゲンの生成に不可欠)が重要らしい。さっそくスーパーで『CCレモン』と牛乳、煮干しを買ったポンタでした。

『オリジナル骨折ふりかけ』その1
『オリジナル骨折ふりかけ』その2

さすがに煮干しを毎食かじるのは苦痛である。僅か1日での断念となった。次の作戦は、以前によく深夜の通販番組で放送されていたマジックブレットで粉々にする戦略!最近ではあまり使っていなかったが、ココで役に立つとは!奥様ありがとう。ちなみにやり過ぎると右写真の様に『でんぶ状態』になりますので注意。

そしてポンタは1日3食必ずこの『オリジナル骨折ふりかけ』を食べる。何にでも掛ける、かける、カケル!コレを食べると、何だかドンドン治っていく気がするのが嬉しい限り。



血が滲む手術跡その1
血が滲む手術跡その2

5月2日。荷重を掛け始めて1週間が過ぎた。今日から体重の1/2を掛ける。ホチキスも外れ(抜糸でなく抜鉤『ばっこう』と呼ぶ)、手術の痕も綺麗に(!?)カサブタとなった。

ふと先生に『オリジナル骨折ふりかけ』の件を話してみると、「残念ながら食事で早く治る事は無いでしょう。フリカケがピンポイントに足首に集まるとは思えませんし……。」

「が〜ん」まぁ、言われてみれば妙に納得!とはいえ、普段の食生活に不足しがちなカルシウム。長い目で見ればきっと効果はある。あるに決まっている!


老人ばかりのリハビリルーム

更に1週間後、5月8日には2/3の荷重を掛ける。体重の半分以上掛けられるので松葉杖も片方だけでOKとなった。これで念願だった、コーヒーカップを持ってテレビまで移動が出来るぞ!

右足を風呂場で洗えるようになって1週間が経つ。依然として患部周辺からは、垢がモリモリ出るわ出るわの大騒ぎ。まるで無限に出てくるかのようだ。そうか!垢でこんなに足が大きくなっていたのか!って訳ないか。尚、垢モリモリの写真は自粛いたします。


そしていよいよ全過重を掛ける時がやってきた。過重を掛け始めて3週間を過ぎた5月15日の事である。まずはレントゲンの結果を見てみよう。

レントゲンその1
レントゲンその2

結果は良好!骨も少しずつくっついてきたようだ。これも『オリジナル骨折ふりかけ』の威力に違いない。2本の医療用ピンと1本のワイヤーがクッキリ写っており、サイボーグとして生まれ変わった気分だ。

そんな訳で松葉杖無しの歩行が始まった。足首がバラバラに弾けそうな感覚は以前と変わらないが、目に見える進歩にが妙に嬉しい。子供が初めて歩けるようになった時は感動したが、まさか自分が歩けるようになって感動するとは思わなかったな。


こうして、ポンタは再び歩けるようになった。最初は亀より遅いスピードで。そして、どんどん早く歩けるようになっていく。6月になると、装具も不要になり普通の人と変わりなく歩けるようになった。手術から2ヶ月で普通に歩けるなんて凄いぜ俺!

「もう安心」と油断していたポンタだったが、復帰を1週間後に控えた土曜日、再び悲劇が起こる!

悲劇!2度目の骨折

携帯電話をいじりながら階段を降りていて、足を滑らしてしまった。まさかの小指&中指を強打!しかも、また右足である。

小指をタンスにぶつけるのはいつもの事だが、今回の痛みは半端ない。10分間痛みと悔しさと後悔がポンタを襲う!30分程経過すると、肌が見覚えのある色合いに変わってきた……。



また固定に逆戻り

近所の整骨院での診断結果は『不全骨折』であった。要するにヒビである。

再びギプスだったら復帰できない!と思ったら、幸いにも他の指との固定だけで済んだ。コレは神の思し召しか?これ以上仕事ができなかったら家族を喰わせていけないよ。

先生は「1ヶ月は痛むから安静に」。といっても無理である。復帰したら歩くのは仕事の一部である。リハビリ1週間でどれだけ回復するだろうか?



匂いも全くバスクリン
ただのハロゲンストーブか?

翌日からリハビリがスタートした。この整骨院でのリハビリは温熱療法というのだろうか、バスクリンが入った小さい浴槽で温めたり、赤外線照射で温めたりと、大きい病院とはアプローチが違う。

そして1週間が経過、毎日のリハビリで腫れも痛みもひいてきた。これ以上は仕事を休めないから、会社にも2回目の骨折は言わなかったものの、歩くとピキピキと小指が痛む。どうするポンタ!


7月23日、痛みを抱えながらも無理矢理出発した。今回の仕事はイギリス3週間という事で、フライトも期間も長い。そして歩く距離も長かった!

靴ズレで内出血!

現地では2週間程で小指の痛みは消えたが、足内の異物(ピンやワイヤー)でまだ足首が腫れている事で今度は靴ズレに!

『一難去ってまた一難』とはまさにこの事。俺の右足は何て可愛そうなのでしょうか。



そんなこんなで、幾多の困難を乗り越えて帰国まで辿り着いたポンタ。無事に復活を果たしたのであった。

今年は細木数子流に言えば今年のポンタは『大殺界』との事だが、ある意味『当たり年』でもある!今年こそは宝クジが当たるかもしれない。おっと、年末ジャンボの前にワイヤーとピンの除去手術もあるんだった。恐いよ〜!

傷跡もだいぶ消えました!

現在の足の様子。金属を埋め込まれたまま、一生懸命(!?)仕事に励むポンタであります。骨折してから応援してくれた皆さんありがとう!



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