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イタリアでドゥオモに登ろう(その3)


いよいよイタリアからお伝えする『ドゥオモに登ろう』シリーズも最終回となりました。今回はカトリックの総本山であるバチカンにのりこみます!カトリックの頂点からはどんな景色が見えるだろうか?

近くからじゃ絵にならないサンピエトロ寺院

このサンピエトロ寺院ですが、その大きさとクーポラの位置から、近くからでは上手に撮れない!この写真は500メートル程離れて撮影したもの。もちろんバチカン市国内ではなく、イタリアから国を超えての撮影です。



クーポラに乗るランタン部分

サンピエトロ寺院ももちろん登れます。しかも、前回のイタリアでドゥオモに登ろう(その2)のフィレンツェと同じようにクーポラ上がれるのが嬉しいではないか。

カメラでズームアップすると、やっと人間が確認できる程。高さ132メートルの高さを持つサンピエトロ寺院なので、身長から計算すると120メートル位まで登る事になる。

今日は天気も良いし、美しいローマの景色も見えるに違いない。こりゃ楽しみだぜ!



スイスの衛兵は大人気

ドゥオモに登る前に、例によっていつもの『じらし』です。大聖堂の中をちょっとだけ覗いてみましょうよ。

人気の衛兵達はスイスの傭兵だ。ミケランジェロのデザインといわれる制服をまとい、バチカンを警護するひたむきさは女性にも人気の的らしい。



内部には光が射して神々しい雰囲気

使徒ペトロの墓の上に建つサンピエトロ寺院は、キリスト教の教会としては世界最大級。奥行きは211メートルを超える。

ルネサンス、バロック期を経て、現在の形になったのは1626年の事。日本では江戸時代である。



ミケランジェロが唯一完成させたピエタ

さすがはカトリック教会の総本山。内部にも数多くの彫刻が展示されている。

中でも有名なのが、ミケランジェロが1499年に完成させたピエタ像。十字架から降ろされたキリストを、聖母マリアが腕に抱く彫刻であるが、4作品あるミケランジェロのピエタの中で、唯一完成したピエタとしても有名だ。



内部の壮大さには圧倒されるが、今回のテーマは『ドゥオモに登る』だ。では、さっそく登ってみようじゃないか!

クーポラ入場には時間が必要

最初の難関はこの行列。一人ぼっちのポンタにこの待ち時間は辛い。並んだ人々の各言語を聞きながら(といっても全く解らないが)時間を過ごす。

30分を過ぎた頃、やっと順番が近づいてきた。これでは、登る前から疲れちまうぜ。



注意書きがいっぱいです

チケット売り場に近づくと、何度も同じ注意書きが目に留まる。

「エレベーターを選んでも320段は階段を使いますよ」とか「心臓病なんかの人は注意」なんて事だ。健康体のポンタですが、こんなのをたくさん見せられると心配になってくる。



最初は余裕の階段です

どーせ登るなら、最後まで階段で登りたい!という訳で、階段のみのチケットを手に入れたポンタはさっそく歩き始めます(何より安い)。

こんなに幅が広いし、傾斜も緩やか。「さすがは総本山、今までの大聖堂と違って規模がでかいぜ!」と思っていたのだが……。



屋根まで来たらしばしの休憩

幅広階段で余裕をこきながら屋根部分まで来た。ここでちょっぴり休憩じゃ。

目の前にはこれから上る頂(クーポラ)が見える。「今から制覇してやるぜ。待ってろよ!」



光り輝くモザイクの天井画

クーポラの内側に入ると、美しい丸屋根を間近に見る事が出来る。これも多分モザイクだろう。黄金に輝いており美しい。

このクーポラの真下にペトロの墓があるらしい。現在は大聖堂であるが、もともとはペトロの墓参りの為に作られた教会堂だった。故に「大聖堂は東向き」の原則から外れているのも納得がいく。



芸術作品がこんな場所に惜しげもなく展示
眼下には米粒のような人が

クーポラ内側には歩道(!?)があった。う〜ん、下からは気付かなかったなぁ。通路の壁面にも美しいモザイクが惜しげもなく描かれている。金網越しに下を見ると、ゴミのような小さい人々。こりゃ怖い!金網に感謝です。

何よりオナラが怖いのです

再び階段を登り始めるポンタです。クーポラに入ってから急に階段も狭くなり、傾斜もきつくなってきた。

前を歩く男性も前傾姿勢で登っている。こんな場所で屁でもこかれたら直撃は免れない。心臓病よりよっぽど心配である。




右に傾き歩き難い
ドンドン傾きがきつくなる

さらに登ると通路が妙な形に!ドーム型をなぞる様に登っている訳だから当然である。このままだとランタン(頂塔部分)に行く頃には真横になっているんじゃないか?

手摺じゃなくてロープでした

実際には、真っ直ぐ上に伸びる螺旋階段となった。なるほど、こちらの方がスマートだ。さすがはミケランジェロのデザインだけある。

それにしても素敵な手摺じゃなく、ロープってのが凄い。緻密に計算された大聖堂の設計と、細部までこだわった彫刻の数々。でも最後がロープって……。




さぁランタン部分に到着です。いやぁ〜、美しい景色が広がっている。最上部でも人がウジャウジャであるが、人を押しのけ撮影したので見て頂こう。

信者を優しく抱くサンピエトロ広場

目の前に広がるのはサンピエトロ広場。何と30万人を収容できるとか(本当か!?)

信者を腕に抱くイメージで作られている広場だが、囲んでいるのは372本の石柱で壁ではない。要するに、外からの人に対しても寛容であるという意味だ。深いねぇ〜。



コンクラーヴェで有名なシスティーナ礼拝堂

こちらは隣接するバチカン美術館。手前側にはミケランジェロの『創世記』や『最後の審判』があるシスティーナ礼拝堂が見える。

また、システィーナ礼拝堂は教皇を選出する『コンクラーヴェ』の場所としても知られており、2013年の3月にはアルゼンチン出身のフランシスコ教皇が誕生したのは記憶に新しい。



バチカンにはラジオ放送局もある
放送局の隣には庭園もある

ディズニーランドより小さい国土とされるバチカン市国にもラジオの放送局がある。立派なアンテナも設置してあるじゃないか。放送局に隣接する庭園も(普通に)美しい。

バチカンの政庁舎

もちろん小さくても国だけに議事堂もある。大聖堂の西側にある『政庁舎』と呼ばれる建物で、政治が執り行われている訳だ。

もちろん、我々外国人は入る事が出来ないエリアである。



バチカンには300メートルしかない鉄道がある

さらに左に目をやると、こんな景色が広がっている。右側の白い大理石の建物は何と駅なのだ!

全長300メートルの路線を誇るミニ鉄道だが、イタリアの国鉄に乗り入れている。このバチカン鉄道にも乗ってみたいが、実際には貨物としてしか利用されていないようだ。



近代的なパウロ6世のホール

バチカン市国の中には意外と近代的な建物もある。手前の教会(墓所)の奥にある建築物だ。

『パウロ6世のホール』はドイツから寄贈されたソーラーパネルを持ち、エアコンや照明などの電力を賄えるという。ホール内には20メートルのブロンズ像『復活』があり、見る者を魅了する(らしいですぜ!)。



ローマの中心を見る
ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

再び遠くへ視線を向けてみると、東の方角にはローマの中心部が見える。たくさんのドーム屋根が見えるが、その中でもひときわ目を引くのが白亜の建物『ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂』だ。ベネツィア広場にある初代国王を讃えて造られた記念堂である。


再びクーポラが出現

そろそろ下に降りようか。あれ、さっきとは違う場所に降りて来た。やはり屋根もでかい。振り返れば大クーポラが見える。

「あのランタン部分に居たんだなぁ」としみじみ思う瞬間だ。やっぱりサンピエトロはカトリックの総本山だよ。



ファサードの真上までやって来た

ファサード上の聖人像の真後ろまで来ました。写真では小さく見えるけど、像の高さは5.7メートルもある。

ふと、初めて来た時の感動を思い出した。「こんなの人間業じゃないよな〜」って感じた15年前の感覚は、現在でも変わらない。



こうして、5都市のドゥオモに登ったポンタ。どのドゥオモもそれぞれ素晴らしい。自分の足で登ったなら、街並みは尚更美しくなる。これからも果敢に大聖堂にチャレンジする予定です。犬のマーキングみたいなもんですな。



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