ポンタの日記トップ → ヨーロッパ編 → イタリアでドゥオモに登ろう(その1)

イタリアでドゥオモに登ろう(その1)


突如マリア像が現れる

イタリアの観光においては、ドゥオモと呼ばれる大聖堂が核となる。作られた時代によって建築スタイルは様々なのだが、それがまた面白いじゃないか。

ただのドゥオモ観光であれば、定番中の定番である。が、今回はこのドゥオモに登ってみたい。汗をかきながら登ってみれば、イタリアの街の本当の魅了が分かる!(かもしれない?)

では、修復中であるミラノのドゥオモから登ってみよう。



ブレてる訳ではありません

ミラノのドゥオモは500年の歳月を費やされて完成したゴシック最大の建築物。一番上の尖塔は修復中であるが、黄金のマリア像が我々を見下ろしている。

ローマのサンピエトロ寺院、スペインのセビリヤ大聖堂に次いで3番目の大きさといわれるが、他のデータにおいてはロンドンのセントポールが割って入ってきたり……。床面積や容積など、大きさの基準が異なっているのだろう。まぁ、3番目位って事で間違いないだろう。とにかく大きいって事だ。



天使(?)のガーゴイル

さて、登ってみましょうか!基本的にはエレベーター。その後は歩きだが、大したレベルではない。

途中で見えてきたのはガーゴイル(雨樋)だろうか?。怪物風じゃなくてもオシャレだ。



凄いギザギザで目が疲れます
大根が卸せそうだ

うわ〜、凄いぜ!これぞゴシック。135本もの尖塔を持つこのドゥオモは、まるで剣山の様にトゲトゲだ。神に近づく為の精神性が感じられる。

フライングバットレスも美しい

肋骨のようなフライング・バットレス(飛梁)が美しい。これも天井を高くする為の秘訣である。大きなステンドグラスに魅了されるのも、こんな支えがあってこそ。

やはり建築は文化だ、芸術だ!まぁポンタの場合、単に格好良いから好きなのですが。



上からみた大聖堂前広場

さぁ、正面部分にやってきた。眼下に広がるドゥオモ前の広場を見てみよう。

辺りは暗くなり始め、灯り始めた明かりが美しい。あぁ〜ミラノも良い街だなぁ。



ヴィトリオ・エマヌエーレ2世ガレリアを見下ろす
ドゥオモの屋上から夕焼けを拝む

最上部分に到着した時は、更に辺りは暗くなっていた。下に『ヴィトリオ・エマヌエーレ2世ガレリア』のアーケードが見える。アリのように動き回る人々を見下ろしていると面白い。そんな我々も聖人達に見下ろされているのだが……。

中ではミサの最中です

屋上から下りてくると、大聖堂の中は大混雑。こんな夕方なのにミサだろうか?

実は、この日は1月1日である。日本でいえば初詣じゃないか!?とりあえず、お賽銭を握りしめ、二礼二拍手一礼をするポンタでした(ウソ)。




次は水の都『ヴェネツィア』へ行きましょうか。ここでは、サンマルコ広場にある鐘楼に登ろう。

サンマルコ寺院の鐘楼か?
青空に映える鐘楼

鐘楼といえば、大聖堂の一部として時を告げる鐘を持つ塔の事だ。であれば、サンマルコ寺院の鐘楼となるのだろうが、もともとは湾の見張り塔として建設されたという。

狭いエレベーターに待ちくたびれました

上に行くのはエレベーター(やったー)。8ユーロを支払うと、古いエレベーターが見えてきた。この狭いエレベーターのお陰で列が進まなかった訳だな。

そんな訳で、天気の悪い日にはお薦めしない鐘楼です。第一、美しい景色が見えないのでは勿体無い。もちろん、天気の良い日は長蛇の列ですが……。



曲がってしまったサンマルコ寺院

こちらが鐘楼の親分である大聖堂。サンマルコ寺院と呼ばれるが、昔は司教座聖堂ではなかった為だ。

印象的なドームを持つビザンティン建築が美しい。水の都にピッタリのデザインだなぁ〜。

窓から思いっきり手を伸ばして撮った為、写真が斜めになっております。



サンマルコ広場を見下ろす
ドゥカーレ宮殿を見下ろす

もともと美しい街なのだから、98.6メートルある鐘楼からの眺めは抜群だ。サンマルコ広場、ドゥカーレ宮殿など、塔の上からの観光でも十分かもしれない?

美しい瓦屋根
クルーズ船が停泊中

この瓦屋根が素晴らしいではないか。そして、遠くに見える海もまた素晴らしい。海上には各国からのクルーズ船が詰め掛けており、ヴェネツィアの人気高さが伺える。

近年ではアックア・アルタと呼ばれる高潮から島を守る為『モーゼ計画』が進行中ではあるが、ヴェネツィアがアドレア海に水没してしまう可能性もある。そんなヴェネツィアにいつ行きますか?今でしょ!


最後の登場はピサ(イタリアといってもピザではない)です。『ピサの斜塔』という名前が一人歩きしているが、これも大聖堂の一部である鐘楼なのだ。

奇跡の広場が現る

駐車場から歩く事15分。壁の内側には『奇跡の広場』と呼ばれる大聖堂エリアが広がる。手前から洗礼堂、大聖堂、鐘楼と並んでいるが、微妙に左下に見える墓所も含めて大聖堂を成す。

なぜ、洗礼堂や鐘楼が分かれているのかというと、単に当時の流行であったとか。もともと洗礼を受けないと大聖堂に入れなかった訳だから、理に適っているともいえる。


ほとんど全員同じポーズをとっている
バナナシェイプが面白い

鐘楼に近づくと、皆同じポーズで記念撮影をしているのが面白い。倒れる斜塔を支えるポーズである。F値を大きくして、背景をぼかさない様に撮影するのがポイントかな。

ガリレオのランプ

鐘楼に登る前に大聖堂の中に入ってみよう。ブロンズ製のランプが下がっているが、これは『ガリレオのランプ』と呼ばれており、ガリレオが『振り子の法則』を発見したといわれる。

実際には法則が発見された当時、このランプは無かったそうである。ガリレオで有名なピサなので、これ位のガセネタはむしろ良いネタだ。



マカロニではありません

さぁ、いよいよ鐘楼に登ります。係員から説明を受けながら内側から見上げると、中空状のマカロニ形状なのがわかる。

一体どのように登るのでしょうか?内壁をロープで登る?いえいえ、内壁と外壁の間に螺旋状の階段があるのです。さぁ、いよいよ登ります。



階段が削れている
こりゃ歩き難いぜ

これは危ない!長い年月を掛けてたくさんの観光客が登ってきた為か、石の階段が削れてきている。上から油でも流そうものなら(何の為に!)、誰も登れないだろう。

やっと鐘楼の階に着きました

斜めになっているだけに、階段が緩やかになったり急になったりして気持ち悪い。狭い階段だから休む場所も無い。でも上からの景色を見れば報われます。

やっと鐘の部分に到着だ。最近ではこの階までしか登れないのが残念!まぁ、最上部まで行っても、景色はほとんど変わらないんですけどね。



これが幻の最上階

ここは最近登れなくなってしまった最上部。それにしても296段は疲れます。しかしながら、55メートルの高さに吹く風が汗ばんだ体をクールダウンしてくれる。

ガリレオは斜塔で『落下の法則』を発見したといわれるが、これもウソだとか!我々にとっては、おいしいネタの1つです。



上から見ると十字架だ

上から大聖堂を眺めると、美しい十字架の形がよくわかる。登った者だけが体験できる美しさなのです。

美しい景色に浸っていると、「降りる時間だ」と係員が声を掛けてきた。そろそろ次のグループが上がってくるようだ。



ピサの中心地はまさしくココだ!

ピサの中心方面を見てみても、全くどこが中心か分からない……。そうか、ココが中心なのだ。大聖堂どころか、街全体すら『ピサの斜塔』の影に隠れてしまっているようだ。

この鐘楼は今でも少しずつ傾いているそうだ。色々と手を尽くしているようだが、いつの日か登れなくなるかもしれない。いつピサに行くの?今でしょ(しつこい)。



今回はこれで終わり。次回はフィレンツェでドゥオモに登るイタリアでドゥオモに登ろう(その2)をどうぞお楽しみに。



ポンタの日記トップ → ヨーロッパ編 → イタリアでドゥオモに登ろう(その1)