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美味!スペインで生ハムとワイン


スペイン南部のアンダルシア地方。ここには太陽の恵みをたっぷり受けた美味い物がたくさんある。今回は視察で訪れた工場からお伝えします!

サービスエリアで生ハムのかたまりをを買う?
サービスエリアでこんなにオリーブオイルを買う?

工場へ行く前から驚きは始まった。生ハムやオリーブオイルが有名なスペインだが、この大きさで買うとは……。しかもここは高速道路のサービスエリアですぜ!


よだれジュルジュル、生ハム工場

最初に訪れたのがLACHARという町にある生ハム工場。2年間ほど塩漬けされた豚の足をネバダ山脈の水で洗うのが、この工場で作られた生ハムの美味しさの秘訣。

写真撮影は残念ながら禁止だったが、ポンタにとって重要なのは工場見学ではないのだ。



幸せ!イベリコ豚とチーズとワイン

そうです。コレコレ!試食です。薄くスライスされたイベリコ豚はもう最高!チーズとワインがまた良く合うのだ。思わず仕事を忘れてお客さんと『おかわり〜』。



心奪われる美味しさです

小さく切ったフランスパンを生ハムで巻くのがスペイン風の食し方。それにしても、ワインと生ハムがこんなにも引き立て合うなんて。

味も見た目もビューティフォー。その後ポンタは生ハムの美味しさとワインに酔って、脳みそがドロドロに溶けてしまったのでした。



普通の生ハムだって十分美味しいのですが
値段が段違いのイベリコ豚の生ハム

商売っ気の無い外観の工場だが、もちろん直売コーナーもある。左の写真は普通の白豚で、1本49ユーロ(約7000円)だ。右がドングリを食べさせて育てる高級なイベリコ豚。爪が黒いのが特徴で、何と値段が1キロ34ユーロ(1本7キロ近くあるらしいので30000円位か)!

普通の生ハムでも十分美味しいのだが、抜群に旨いイベリコ豚。その違いは普通車とスポーツカーに例えられる程。スペインではお祝い事に欠かせないこれらの生ハム、我々がお歳暮で送るボンレスハムみたいな物だろうか?


地平線のずっと先まで続くオリーブ畑

ほろ酔い気分が抜けないままに次の視察へ向かう。この辺りは一面のオリーブ畑であり、地平線の彼方まで続くのだ。そう、次の視察はオリーブ畑とその博物館。



オリーブオイルの生産量は世界一

スペインはオリーブオイルの生産量が世界一。しかし、一口にオリーブといってもスペインだけで267種類もあり、その内15種からオリーブオイルが取れるという。

個人的にはつまみとしてのオリーブに興味があるのだが、今回はオイルについての勉強の時間。



昔はこんな風にオリーブを落としていたのだ

左の写真は大昔のもの。こんな風にオリーブを落としていたのだが、近年はコンバイン風の物で木全体を揺すって落とすわけだ。昔は気の遠くなるような作業だが、木を傷めない為には今だに一番いい方法なのだとか。



オリーブ搾り機が多数あり

この博物館にはオリーブを搾る機械が多く展示されていて、中には動物を使う物もある。オリーブの実に含まれる15〜30%の油を様々な方法で搾っていたのだ。



オリーブの成分とは

圧搾した実は水分、油分、実、種に分離され、最終的に油分のみが取り出される。

ちなみに搾りカスは燃料として利用される。風力発電などに力を入れているスペインだけに、非常にエコなのである。



オリーブオイルを運ぶ為の袋とは?

出来上がったオリーブオイルはこんな袋に入れられて運ばれた。これってずばり豚でしょう!?ちょっとグロイ感じが素敵ですが、これもエコの一環かも。

それにしても生ハムといいスペインでは豚が大活躍なのでした。



お約束の試食タイム

最後はやっぱり試食タイム。館内を案内してくれた女性が準備してくれたのだが、数種類のオリーブオイルをパンにつけての食べ比べ。う〜ん、実に地味だ。

そんな訳でちょっと真面目にオリーブの事を勉強したポンタでした。



ちょっと違う葡萄畑

一面に見えていたオリーブ畑が葡萄畑に変わったら、ワインで有名なVALDEPENASの町が近い。

スペインの葡萄畑は他の国とは感じが違う。棚が無いので地面にだらっとツルが伸びているのが特徴。雨が少ない為にコレでいいのだとか。



バルデペニャスのワイン工場

スペインは世界で第3位のワイン生産国。日本人にはあまり馴染みが無い気がするものの、安くて美味しいワインが作られるのだから飲むしかないでしょ!

名誉な賞をたびたび受賞した工場にいざ潜入だ!



100年前の貯蔵カメ
現在の貯蔵タンク

左の写真は100年前に使用されていたカメで、敷地内に展示されている。右は現在使用されている貯蔵タンク。時代の変化を感じさせてくれる。

地下の熟成樽の香りが試飲を楽しみにさせるのです

地下の熟成樽は薄暗くジメジメしている。プーンと香るアルコールが試飲の楽しみを駆り立てるのだった!もう見学はいいってばー。



出荷を待ちわびるワイン達

最後に入ったのはワインの保管庫。ボトル詰め、ラベル貼りが終了したワイン達はここに集まり出荷を待つ訳だ。古いワインには伝統的なコルクを用いるが、最近ではもっぱらプラスティックの栓のフレッシュなワインが主流のようだ。



日本に出荷されるワインを発見

ここで見つけたのが日本に出荷されるワインで、すでにラベルも貼られている。

ラベルにあるエコワインとは有機葡萄を用い、ボトルやラベルにも環境に配慮したワインの事。この工場では長い期間をかけて開発した一品だ。何でも有機葡萄を使うと二日酔いにならないという感動作。でも酸化防止剤は入ってんじゃん!



待ってました!試飲タイム

いよいよ試飲の時間です。一通り試して美味しかったモノを一気飲み。つまみに生ハムやオリーブ、チーズが欲しくなりますが、贅沢は言えませんな。



ワインを飲み過ぎるとこうなります

今回案内してくれた女性スタッフ。どうやらワインもカロリー高そうだ。

普段何気なく飲んでいるワイン、こうして勉強すると更に美味しく感じられる(訳ではない)。とにかくスペインワインは安くて美味しいのだ!



こうして全ての視察を順調に終えたのですが、最後にアンダルシア地方を代表する観光地も紹介しておきましょう。

『赤い城』を意味するアルハンブラ宮殿は、イベリア半島最後のイスラム王朝の宮殿。レコンキスタと呼ばれるイスラム教とキリスト教の戦いを背景に、グラナダ王国として260年以上も続いたナスル王朝の栄華を見てみよう。

団体用のトイレでしょうか?
風俗の部屋でしょうか?

入口で見つけた標識が面白い。左は団体用のトイレ?かと思いきや、団体の入場口。右は男女のカップル用の個室でしょうか(ちょっとやらしい)?きっと、かつてはトイレの表示だったんだろうなぁ。

緑が美しい夏の離宮

見所満載のアルハンブラ宮殿。まずは『フェネラリフェ離宮』からスタート。

王が仕事を離れ、リラックスする為に1319年に作られた。離宮といっても同じ敷地内なのが不思議だが、美しく剪定された木立はまさしくフェネラリフェ(天の楽園)だ。



思わず水浴びしたくなるアセキアの噴水

道なりに進むと50メートル程の壁に囲まれた『アセキアの噴水』があり、水のアーチが涼しさを演出している。

夏の離宮だけに池や噴水が多様されているが、アラブ人にとって水は宝物。それを湯水の如く使うのは何よりも贅沢の象徴なのだ!それにしても、当時の高低差を利用した土木技術ってすごいぜ!



イスラムの5戒律を示す手が彫られている

『裁きの門』には手の彫刻があり、5本の指はイスラムの5戒律(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)を表している。

この門の上部には石や熱湯を落とせる穴があり、要塞として機能してきた事を物語っている。この門を超えると本格的に宮殿内へ入る事になる。



外観は四角いが
中は円形なのです

『カルロス5世宮殿』はルネサンス様式の建築。イスラム教からグラナダを奪還したキリスト教国の優位を示す宮殿内で最大の建物だ。外観は左のように四角いが、中に入れば円形というのが珍しい。

ドルマークの起源となったタイル絵

『メスアールの間』にあるモザイクの絵はドルマークの起源になったとも言われている。

ちなみにこの部屋は裁きの間であり、罪人が尋問などをされた場所。当時は盗みを働くと、手を切断などの刑があったという。




残念ながらライオンのパティオは工事中
それでも124本の柱は素晴らしい

12頭のライオンで支える噴水があるのが『ライオンのパティオ』。残念ながら工事中だが、噴水を取り囲む柱(124本)の彫刻は見事!ちなみに、イスラム建築では柱が曲がっていたり、絨毯の柄が一つだけ違っていたり……。これは唯一完璧なものはアラーのみという事を表している。何だか日光東照宮みたいだな。

幾何学模様を用いたアラベスクも素晴らしい

宮殿内で特に目を引くのがアラベスク模様。彫刻の細かさには心が動かされるほどだ。

もともと偶像崇拝を禁ずるイスラム教では、人物の絵ではなく幾何学模様を多用するのだ。



気持ちが悪いほど細かい天井!

鍾乳石飾りの天井にも驚かされる。まるで巨大な蜂の巣を目の当たりにしたような感じだろうか?ふと、口を開けて上を見上げる自分に気が付いたのだった。

絨毯の上で寝そべる文化だけに、天井の彫刻が素晴らしいのは必然なのかもしれない。



一通り見学が終わるとイスラム教徒の居住区であった『アルバイシン地区』が見える。1984年に世界文化遺産になったこの町並みは、グラナダで最も古い地区。スペインらしい白い住居が美しいのだ!

これぞスペイン?白い町並

見応えありのアルハンブラ宮殿。もちろん見所はこれだけではありません。そして、何よりイベリコ豚の生ハムを食しにアンダルシアへレッツ・ゴー!



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