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人気の九分と十分に自力で行ってみる


さて、ずいぶんと時間が掛かりましたが、十分へ訪れた前回の続きです。台北から電車を利用して、十分で天燈上げを満喫したポンタ一家。次は電車とバスを利用して九分まで行く予定。果たしてポンタ一家は無事に九分に辿り着けるのか!?

行きと同じ瑞芳までの切符を購入

十分の駅に戻って切符を購入するのだが、電車での目的地は十分までの往路での乗り換え駅と同じ『瑞芳』なので、同じ道を戻るから気楽である。



平渓線に揺られて30分、瑞芳に到着した。さぁ、ここから先がバージンロード。まずはバス乗り場を探さなければ!

乗り換えの地図が貼ってある

改札前の柱に貼ってあった紙には、ご丁寧に九分までの行き方が書いてある。よく見れば日本語でも表記があるではないか!う〜ん、台湾人も親切なのだなぁ。

実際には、親切というより駅員さんに対する問い合わせが多くって、鬱陶しかったのでしょうね。



凄い人数が九分行きのバスへ乗り込む

地図を見たにも関わらず、迷ってしまったポンタ一家ですが、最終的には何とかバス停に到着。さぁ、乗りましょうか!

と思ったら凄い人の数。こりゃ次のバスに乗れるだろうか!?無理でした。



九分までは固定料金だったタクシー

という事で、とっとと諦めタクシーです。今回の目的は『公共の交通機関で九分と十分行く』のハズであったが……。『諦めが肝心』という言葉もあるのです。

タクシーは均一料金で205元と窓ガラスに貼ってある。「バスの10倍以上(バスは15元)もするなぁ」と思うと残念であるが、4人(子供もいるけど)だし、楽ちんだし、何より「どちらにせよ安いじゃん」と思う事にした。



九分の登山道入口(?)

階段がきつい九分なので、山の上の方で降ろしてもらおうかと思ったが、問答無用の下で下車。「まぁ良い、自力で上がってこそご利益がある(山寺ではありません)」って事で、さぁ登りますぞぉー!

ここは警察署とコンビニに挟まれた九分の入り口。ここから階段を上って『千と千尋の神隠し』の場所へ行く訳だ



もともとは鉱山として栄えた町だった
繁栄していた頃の繁華街にあった映画館

息が苦しくなってくる頃、九分の歴史を語る銅像が見えてきた。日本の統治時代には、台湾有数の金の鉱山として栄えたものの、採掘量の減少により1971年には閉山した。その頃賑わった映画館である『昇平戯院』は、現在では九分の歴史などのビデオを無料上映している。

外国人がポーズをとる九分の階段
九分といえばこの辺りが特に有名

これこれ!これぞ九分の景色です。狭い階段の左右には小さい商店が密集し、レトロな街並みを覗かせる。最近では中国人や韓国人が、完璧なポーズを決めて撮影しているのがココだ。

千と千尋の神隠しのモデルといわれる阿妹茶酒館
公式ではないけれど「湯婆婆の屋敷」と書いてある

九分の復興は映画によって起こる。1989年に侯孝賢監督の『非情城市』の舞台となり、2001年には宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が公開され(舞台が九分という説が浮上)、急激に人気が高まったのである。

実際に『千と千尋の神隠し』の舞台になったかは不明だが、油屋のモデルとなったと言われる『阿妹茶酒館』の入口には「千と千尋の神隠し」や「湯婆婆の屋敷」などと書いてある。

上の方はゴチャゴチャした屋台風の店が並びます

さぁ、もっと上に行ってみよう。両側にあるお店は、お洒落なカフェからゴチャゴチャした屋台風の店に様変わりする。

人混みをかきわけながら展望台へ向かう。B級グルメは後回し。美しい夕暮れ時まで時間はたっぷりあるのです。



展望台からの景色

これが九分の展望だ。雨が多い地域としても知られるが、晴れればこんなに綺麗です。

まぁ、田舎らしい普通の景色といえば、それまでですけど……。


美しい自然も良いが、台湾の建築も大変興味深い。九分にはこんな寺院なんかもあります。トワイライトまでの空き時間を利用して、独特の建築様式に触れるのも九分ならではかもしれない。

九分代天府の建物
霞海城隍廟の建物

トゲトゲした装飾が印象的

上の写真は九分のバス停近くにある『九分代天府』と『霞海城隍廟』であるが、歴史などは知りません。

ド派手な装飾が目を釘付けにします。明るい色合いにトゲトゲした外観は、日本では見た事がない。




トワイライトまではまだ少し時間があるようだ。この時間を利用してB級グルメを楽しむ事にしよう。

名物の芋圓を食べる

九分で有名な食べ物はいくつもあるが、まずはカラフルで美味しそうな看板が目を引く『芋圓(スイーツ)』にチャレンジだ。

タロイモで作ったお餅は言葉通りのモッチモチ。個人的には「タロイモは熱帯地方の貧しい人々の食べ物」というイメージが完全に払拭された一品です。



怪しい日本語のメニューが面白い

復興してからというもの、お洒落なカフェなどが軒を連ねる九分。お茶をするのも悪くない。

写真は広場沿いのカフェのベランダ。『コーヒ』、『ウーロニ茶』、『ジゃスミンチゃ』、『クピオカ』など奇怪なメニューが並ぶ。『マンゴー』なんかはこの場では書けません。



飲食店や食品店に犬がいる

九分の飲食店や食品店で目に付くのが犬。犬カフェじゃないだろうに、繋がれていない犬達が外から中からリラックスしている。

日本じゃ有り得ない光景だが、これも九分の景色なのだろう。ちなみにポンタはあまり気になりません。



気になる店に入るのも面白い

最近ではネットが普及し「九分の人気グルメ」的なページも多いし、「テレビで紹介されました」なんて看板もある。これにより一部の店が局地的に混雑しているのが現状だ。

でも、レストランとの出会いも旅行の楽しみの一つ。時には当たり、時には外れるのも面白い。ぜひ、直観で惹かれる店に入ってみよう。




B級グルメを楽しんでいれば、時間はアッという間に過ぎ去ってしまう。気が付けばトワイライトになっているじゃないか!

トワイライトの九分1
トワイライトの九分2

夕暮れ時に一層人が増えるのが九分。赤い提灯に灯がともり、日本人には懐かしさが溢れてくるようだ。九分にはノスタルジックという言葉が相応しいのです。


さぁ、九分のトワイライトをたっぷり楽しんだら台北に帰ります。今度は上にあるバス停に上がって『台北行き』のバスを待つ。ところが、バス停に待っている人は瑞芳駅と同じか、またはそれ以上!

空いてはいたが2時間近く掛かった基隆までのバス

てな訳で、面倒ではあるが『基隆駅』までバスで行き、そこから電車で帰る事にした。

お陰様でゆったりとリラックスしながらの基隆までの道のり(といっても2時間弱もかかります)。1日の疲れがドッと出ますが、もう一つ乗り換えが待っていますよぉ!



最後の電車でヘットヘト

バスは基隆駅に到着し、電車への乗り換えはもう慣れたもの。サクッと自販機にて切符を購入し電車へGO。台北までは大人41元でした。

電車の移動は約45分とヘトヘトの我々には辛い!もちろん子供達はもう寝ています。



九分から3時間近くかかって台北に到着。結論としては、一日でラクして九分と十分を廻るのは難しい。公共の交通機関があるものの混雑は避けられず……。それでも、安く人気の観光地に行けるのは魅力的。余裕を見て、臨機応変に、一日1ヶ所ならお勧めといったところか。次回は台湾のB級グルメをお伝えする予定です。



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