島によって違う国!?インドネシアはバリ島編前回からお伝えしている『島によって違う国!?』シリーズ第二弾はここバリ島です。バリといえば、美しいビーチでリラックスするリゾート地。イスラム教徒の多いジャワ島と比べてどんな違いがあるのでしょうか?さぁ、バリ島を旅してみよう。 バリ島には欧米人の観光客も多いのだが、日本人とはその楽しみ方が全く異なる。休みが少なく、急ぎ足の日本人にはビーチでのんびりする生活は性に合わない。では、観光へ繰り出そうじゃないか! バリ島民の90%はバリ・ヒンドゥー教徒。インドのヒンドゥー教はもちろん、当時の仏教やその他の宗教が混ざり合い独特のヒンドゥー教が形成された。インド同様にカーストと呼ばれる身分制度はあるものの、それほど厳格ではないようだ。 さて、写真は『ラクササ』と呼ばれる魔除けの石像。ラクササはヒンドゥー教の神に認められた戦士であり、鋭い睨みで悪霊や災難を追い払う。怖いながらも愛嬌のある顔は『バリらしさ』を演出している。沖縄のシーサーや仁王像とも似てますな。 タマン・アユン寺院はバリで最も美しいと言われる寺院。これまたバリらしい景色を楽しめる場所であり、特に右の写真では面白い形状の『割れ門』を見る事が出来る。割れ門はバリ・ヒンドゥー教寺院の大きな特徴の一つ。門をくぐる事によって汚れた心を浄化してくれるという、日本でいうところの神社で手を清める『手水舎』みたいなものだろう。 1634年(ムングゥイ王国時代)に建てられたこの寺院は、観光客だけではなく熱心な信者達も集まるようだ。 とはいえ、彼等は何をするでもなく我々を眺めているだけ。ただの憩いの場所なのか? タマン・アユン寺院といえばコレ!メルと呼ばれる多重塔が並んでいる様子は、アジアらしくてとてもエキゾチック。屋根の枚数は基本的には奇数が良いとされるので、3層から11層までの奇数で並んでいる(2層もありますけど……)。 バリ島にもモンサンミッシェルがありました。ここも有名な寺院の一つである『タナ・ロット寺院』。干潮時には陸続きだが、満潮時には海上に浮かぶ孤島の寺院。特にサンセット時はとても美しいので、夕方に訪れるのがベストです。 上記のタナ・ロット寺院同様、夕方頃に訪れたい寺院はもう一つある。ウルワツ寺院は高さ70メートルの絶壁に立つお寺。境内には入れないが、崖の上には美しい三重のメルが見える。 三重のメルのバックにはインド洋を一望でき、バリの舞踏である『ケチャダンス』を鑑賞できる事から、夕方前になると大勢の観光客が押し寄せる。 夕方に行われるケチャダンスも必見だ。他の場所では決して見る事の出来ない踊りは、ちょっとした衝撃を覚える事間違い無しである。 会場はギュウギュウの満席!これを楽しみにウルワツ寺院に来る人も多い。いやぁ〜早めに席を取っておいて良かった。夕日を眺めながらのんびり開始の時間を待つとしよう。 さて、ケチャダンスが始まった。上半身裸の男性達が、奇妙な声を発して踊りだす。その踊りもまた変なのである。もちろんストーリーがあるのだが、彼らの動きを見ているだけで面白い。いや、少し不気味でもある。でも、そこが面白いじゃないか! さて、これは何処の写真だったか覚えていない。何かのお祭りなのだろうか?いすれにせよ、こんな伝統的な行事が見られたらラッキーだ。女性は頭に何かを乗せている。首都ジャカルタでさえも、頭に荷物を乗せている人を見た事がある。インドネシアでは一般的な事なのかな? ウブドの近くにあるライステラス(米の棚田)も多くの観光客が訪れる。写真だけを見ると凄い田舎を想像するが、写真を撮った側には沢山の土産屋やレストランなんかもある。美しいライステラスを見ながらのんびり食事をしたりする事も可能なのだ。 ちなみに、ウブドといえば外国人に人気のエリア。テレビやネット、携帯などの通信を遮断して、何週間も現地人と生活する楽しみ方をする人も多いという。 市場に行ってみた。南国独特のフルーツが並ぶ露店は見ているだけで楽しい。悩んでいると試食なんかも提供してくれるので、『南国フルーツ食べまくり』なんてテーマで出掛けるのも面白い。そして、そこに怪しいサングラスの男が出現!どうやらコピー商品を売りつけに来たらしい。これもアジアらしさである。邪険にせず、冷静に観察するのも面白い。 コピー商品といえば、こんな商品も見つけました。おいおい、これは酷いでしょう。 明らかにキティちゃん。しかもブサイクである。ダメ押しの「HELLO」まで!異国情緒豊かなインドネシアですが、ここもやっぱりアジアでした。ちなみに、味は普通でした。 バリ島も例にもれず食事は美味い。高級リゾートホテルじゃなく、ローカルな店で食べると意外な発見もあって楽しい。もちろん、激しい腹痛という危険な香りもするのだが、そんなスリルも終わってみれば良い思い出となろう。 写真はバリ料理ってよりもインドネシア料理かな?とにかく、ちゃんと火が通っているものを選べば大丈夫(と思いたい)。 さて、暑いバリ島では水分補給が欠かせない。次に紹介するのは、現地で発見した一風変わった飲物です。 ある日、コンビニで飲物を物色していると、不思議なパッケージのペットボトルを発見。何とサイの絵がラベルになっている。透明で水の様な液体であるが、どんな味なのか皆目見当がつかない。店員に聞いてみてると、現地語で何かを言っているのだが、こちらも全く理解できず。とりあえず、悩んだら買うしかない! いざ、味は……何かの味がするが……、薄い!しかも美味しくはない。ガイドに聞いてみると、「ガハハ、それは便秘の薬ですよ」と言う。どうやら便秘や口内炎に効く漢方薬(ジャムー)の一種らしい。フルーツ味の物なら甘いらしいので、ぜひお試しあれ。 南国では、観賞魚は全て熱帯魚。水槽内にヒーターがいらないので、日本で飼うよりも簡単かもしれない。 写真は空港内のトイレで撮ったもの。熱帯魚を観賞しながらの放尿は「あ〜、癒される」って感じです。 バリ島の観光中には、こんな車も見つけましたぞ。ボロボロの車の屋根は草ではないか! エアコンガンガンも良いのだけれど、南国だったら現地の風に当たるのが一番。ぜひ乗ってみたい……。 ポンタがイメージするバリ島はこんな感じであります。次の島は、観光ではナカナカ行かないパプア州(ニューギニア島)でどうでしょうか!お楽しみに。 |