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夏のオーロラを観に行こう


ここ最近オーロラのツアーが熱い!太陽の活動が活発な周期に入り、地球でオーロラが見えるチャンスが増えたのだ。

ポンタも去年からオーロラのツアーに何度か行っている。そこで、今回と次回の2回にわたってオーロラの魅力をお伝えしよう。さて、今回はアメリカ最北端の州であるアラスカです。


オーロラというと冬のイメージが強いのだが、一年中オーロラは発生しているのである。しかしながら、目で確認するには『暗さ』と『天候』が最重要ポイントだ。もちろん、オーロラバンドと呼ばれる緯度の高い場所では、真夏には白夜に近い状態になって夜でも明るい。そこで、『夏のオーロラ・ツアー』は真夏の終わる8月後半から始まり、旅行会社もこぞってアラスカへのチャーター便を飛ばすのである。

こんなパイプが観光名所?

『夏のオーロラ・ツアー』の良いところはズバリ観光。夜は十分にオーロラを楽しみ、昼間は観光を堪能できる(体力が許せばだが)。フェアバンクスに到着後、すぐに観光がスタートするぞ。

写真は石油のパイプライン。これが観光?何が凄いの?何で?何で?



見る価値アリ!の長いグネグネ

このパイプラインは、アラスカ北部の油田地帯から南部の港に石油を運ぶ。アラスカ州を縦断するその距離は、何と800マイル(1280キロ)!人工の建造物としては、万里の長城に次いで2番目に長いのだ。観光で訪れる理由も納得であります。

アラスカの永久凍土や動物などにも影響を与えないよう、色々な工夫がされているようだ。直径約1.2メートルのパイプラインは日本製。ここでも日本の技術力が活かされていた。



夏でも外輪船で犬ぞりが見れる

外輪船の観光もお薦めの1つ。チェナ川を遊覧しながら、船上より水上飛行機の離着陸や犬ぞりなんかも見る事ができる。

フェアバンクスでは街中でさえも野生動物が見られるので、船に乗ればもっと見える確率もアップする事でしょう。



さて夜です。待ちに待ったオーロラ観光へ出発です。フェアバンクス周辺でのオーロラ観光の方法は、概ね次のパターンである。

夜9時頃ホテルを出発し、10時頃に拠点となる山のロッジに到着。深夜1時頃までオーロラを見学し、2時にはホテル到着となる。ロッジ内はもちろん暖かいし、コーヒーやココアなどの飲み物やクッキーなども自由に食べられる場合が多い。オーロラが発生していない時には、オーロラのDVD観賞や宿のオーナーの楽しい話など……、工夫が凝らされているので退屈する心配は無いのです。

こんなロッジでオーロラを待つ

オーロラ・ロッジはこんな感じ。スキー場の中にある小さいレストランってとこでしょうか。この中でのんびりくつろいでいれば、オーロラが出た時に誰かが声を掛けてくれる(ハズ)。

ちなみに、ロッジの外へ出てもやはりスキー場である。オーロラを見ながらスキーを楽しむっていうツアーがあったら楽しそうだな。



ローカルビールを試したい

個人的には、アラスカのビールなんかを楽しみながらロッジでリラックスしたい。ただ、オーロラが出てもヘベレケだったり、年配の人だと外に出た瞬間に心臓発作なんかも有り得るなぁ。添乗員としては、仕事が増えるので却下です。

写真はアラスカの定番ビールの『アラスカン・アンバー』。エールは個人的には好きではないが、これはナカナカ美味しいのです。



星空とロッジを撮影

結局、この日はオーロラは出現しなかった。悔しいのでロッジと星空の撮影だ。

夏のオーロラ・ツアーのメリットは寒くないところ。夜中でもウインドブレーカーや、ユニクロのダウンで十分である。ちなみに、冬のオーロラではマイナス40度の世界です。



さて、ここでオーロラの写し方。やはりオーロラを撮影するなら一眼レフが一番。オーロラは光が弱いので、大きいセンサーを内臓する一眼レフが有効。もちろん最近話題のミラーレスでも問題無い。ちなみに、ポンタのカメラはコンパクトデジカメ。さすがに仕事に一眼レフは持って行けない……。そして、もう1つ絶対に必要なのが三脚だ。最近のデジカメは夜景も得意だが、やはりオーロラを美しく撮影するには数秒間シャッターを開く必要がある。手持ちでは無理なのです。

更に細かい設定は次の日記に書くとしよう(ぜひ見てちょうだい)!それでは、次の日の夜へタイムスリップだ。

夜中の夕暮れ

そして次の夜を迎える。今夜はオーロラが見えるのだろうか?

時間は夜の11時(だったと思う)。さすがに高緯度だけあって暗くなるのが遅い。



その30分後、突如オーロラが我々の目の前に現れた!

ついにオーロラが出現

まだまだ薄いがオーロラの出現に違いは無い。実際には、写真よりもっと白いので雲と見間違ってしまいそうだ。

ユラユラしているので雲と違う事が分かるのだが、写真に撮る事(数秒間の露光)によって、色が増幅されて緑などに見える訳だ。



さらに時間が経つと、はっきりと揺らめくようになり、色も強くなってきた。

濃いオーロラも出現!
これが限界か?

やはり遅い時間はオーロラの出現率がグッと上がる。大きいオーロラが現れると、男性は「オー」、女性は「キャー」と悲鳴が至る所から!さすがは高い晴天率を誇るフェアバンクスだぜ!

残念ながら、ポンタも今回が始めての撮影。コンデジだし、60秒の星空撮影モードしかない……。腕の悪さを言い訳するには調度良いカメラだった。とにかく、これだけ見えればお客さんも大満足。フェアバンクスの出発を明日に控えた我々に、思い残す事は無いのであった。


翌朝、フェアバンクスを出発した我々はデナリ国立公園へ向かう。所要時間はバスで3時間。アラスカ鉄道で4時間程だ。

スクールバスでレッツゴー

さぁ、3時間が経ちました。これからデナリ国立公園に入るぞぉ〜。今日はどんな野生動物が出てくるのか楽しみだ。

公園内はこんなバスに乗り換えて観光します。まるでスクールバスであります!




ドライバーが動物を撮影
車内のスクリーンで撮影した映像がライブで流れる!

このドライバーは運転はもちろん、ガイドとカメラマンも務める忙しさ。運転しながら凄い動体視力で動物を探しだして撮影を始める。撮影した映像は車内にあるモニターに映し出されて、お客さんを楽しませる。う〜ん、何と良いサービスだろうか。これなら双眼鏡オペラグラスなんて不要です!


カリブー出現
カリブーと人間がこんな距離で

公園内では、意外とすぐに動物と出会えるのが嬉しい。しかも近いぞ〜!写真はカリブーで、いわゆるトナカイです。カメラで追っていると、何と人間が登場したではないか!こ、こんな近くに!彼らにとって、良いデートになった事は間違いないだろう。男の方も今夜はテントの中で野生動物になるのは間違い無い。

近距離で熊を発見

お、次は熊を発見!距離にして10メートルといったところであろうか。

正直、グリズリーなどの熊とカリブーは飽きるほど出会えた。逆にムース(ヘラジカ)はほとんど見れなかった。見れても非常に遠いいのが残念。



山の中腹にドールシープ

次もレアな存在といえるドールシープ。野生の羊であるのだが、色が白く山岳地帯に生息しているので、ヤギに近い感じだろうか。

さすがにポンタのカメラでは無理がある。次はもっと望遠が強いカメラを買うぞ〜。



そして、ついにバスは最終地点に到着した。ここではデナリの観光のハイライトともいえる『マッキンリー山』が姿を現した。

ついにマッキンリーが姿を現す

マッキンリー山(デナリ山)は、アラスカはもちろんアメリカ合衆国、そして北米で最も高い標高6194メートル。先住民族の「偉大なもの」がデナリの語源である。

それにしても、何とも美しい姿。この雄姿にお客さんも絶叫です!



バスの目の前を熊が横断

バスは同じ道を引き返すが、帰り道も動物ラッシュは続く。何と熊がバスの目の前を悠然と横断しているではないか。

野生とはいえ、引っ切り無しに訪れるバスにすっかり慣れっこになっているようだ。


こうしてデナリ国立公園の観光は終了。いやぁ見応えありましたぁ!スーパーフレンドリーなドライバーさんもありがとねぇ〜。ちなみに、デナリに宿泊するとオーロラが見られる事もあります。頑張って徹夜してみよう!


このオーロラツアーも終盤戦。この日はアンカレッジ方面へノンビリと列車での移動。アラスカ鉄道の出番がやってまいりました。

定番のアラスカ鉄道

ナカナカ格好良いディーゼル機関車の登場に、撮り鉄でなくても撮影に忙しいお客さん達。

やっぱり、列車の旅もいいんだよなぁ〜。ほら、耳を澄ませば『世界の車窓から』が聞こえてきたでしょ?



客車がバラバラ

あれ、よく見りゃ客車の形状や色がバラバラでないかい?

前方の紺と黄色の客車はアラスカ鉄道がお客さんを乗せる為の客車だが、その後ろには旅行会社が所有する客車である。つまり貨車として引っ張ってもらって金儲け、いや輸送していた。我々が乗るのは……、もちろん貨車である。

さすがは自由の国!発想が普通じゃない(素晴らしい)。



雨で残念な展望車

貨物、いや我々は2階建ての展望車に乗り込み出発進行。残念ながら、天気は小雨だったが、車内は快適です。展望車だけに雨も満喫できるなぁ……。

この展望車は1階が食堂になっており、大自然を満喫しながらお腹も満足になります。今日も腹いっぱい食べてしまった〜(涙)。



どんよりの景色を撮影
管を巻くお客さん

列車の旅の楽しみ方は人それぞれ。灰色の空の下、綺麗な写真を撮ったり……、酒を飲みすぎて他の客に管(くだ)を巻いたり……。一番後ろまで来なければよいなぁ。


タルキートナからアンカレッジまではバスでの移動である。目指すはこのツアーのハイライト(オーロラじゃないのか!?)であるプリンスウィリアム湾でのクルーズだ!

高給取りなALASKAN WHALE

バスでの移動中、ドライバーが「見ろ、アラスカの鯨だ」と叫んだ。見ると巨大な女性が、工事現場で看板を持っている。この仕事、アメリカでは非常に良いお金になるそうである。

20分近く待たされている間に彼女を観察していると、飲み食いが激しい。その間ドライバーは「ALASKAN WHALE!」と連発している。何か恨みでもあるんでしょう。



アメリカらしい激しい重機が活躍

工事の内容は、道路脇の木を切って路肩を確保しているようだ。

さて、この重機が凄まじい。先端部分は巨大な刃が回転しており、木々を触れただけで粉々に粉砕!さすがはアメリカ、やる事が豪快である。こんなマシンが日本にもあるのだろうか?



グニャグニャの道路

長時間の工事現場観光を終え、いよいよバスは走り出す。先導車を見ながら走っていると、道路がグニャグニャしているのがわかる。

これは永久凍土の上にアラスカがある為なのだろう。凍土の厚さは数メートルから数百メートルあるらしいが、今後の温暖化で地表も大きな変化を受けるだろう。



こうして、話はそれましたが無事にウィッティアへ到着。いよいよプリンスウィリアム湾のクルーズだぜ!ここでの目玉は動物達と氷河です。

ウィッティアより氷河クルーズが出航

船に乗り換え、いざ出航であります。100人乗りぐらいの船だったが、食事もする事が可能。楽しみであります。

ここで見える動物としては、アザラシやラッコ、鯨、白頭鷲など。今日は何が見れるのだろうか?



滝周辺に無数の白い点が!

船は要所要所で停泊して写真タイムを撮ってくれる。この時は滝なのだが、普通の滝っぽいけど……。

あれ、滝の周りには白い点々がいくつもあるぞ。これは何だろう?カメラでズームしてみよう。



凄いカモメの数であります

カモメじゃないか!しかも凄い数が生息しているようだ。

ミツユビカモメはこの湾に一万羽以上も生息する。いやぁ〜、これは見応えあります。思わず笑ってしまう程だった!



氷上でリラックスのアザラシ達
人間ウォッチングでもしているのでしょう

アザラシやラッコは簡単に見つかる。アザラシは氷の上で人間観賞を楽しんでいる。彼等の天敵であるシャチは湾内には入って来れないから、あんなにリラックスできるのねぇ〜。

これが氷河だです!

さぁ、最終地点の氷河に到着です。スイスの山々なんかで見る氷河は遠いけど、アラスカのクルーズでは、正に目の前!氷河って本当に青いのです!

いやぁ、アラスカの大自然ってすげぇなぁ〜!でも、この氷河も温暖化の影響で年々後退しているのです。



流氷を取る船員

船は再びウィッティアへ戻る為に向きを変えた。と思ったら再び停止。

何をしているかと思ったら、船員が氷を網ですくっている。ん?何やってんだ?



これが氷河のかけらです
氷河カクテルできあがり

なるほど、氷河を使ってカクテルを作っているのです。確かにカナダなんかでも、山で氷河カクテル作るよなぁ〜。ちなみに氷河カクテルの味は最高(ウソ)。普通の氷も無いから比較さえできません。しかし、気分的に美味しい事は間違いない!さぁ、氷河カクテルを飲みにアラスカへ行こう!


こうして、夏のオーロラツアーは無事終了。今回はアラスカ南下コースであったが、北上コースやチェナ温泉を絡めたオーロラツアーもある。夏のオーロラは大自然満喫の観光充実型であったが、冬のオーロラ観賞はどうなのだろう?気になる方は次の日記冬のオーロラを観に行こうを読んでみようよ。



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